3人の遺伝子持つ赤ちゃん、ウクライナでも 不妊治療で
3人の遺伝子を受け継ぐ体外受精の技術を使った不妊治療で、子どもが生まれたことがわかった。ウクライナの不妊治療クリニックの医師が18日、複数のメディアに明らかにした。
不妊治療の目的で技術が使われ、子どもが生まれたのは初めてという。
英科学誌「ニューサイエンティスト」によると、15年以上不妊治療をしても妊娠しなかった34歳の妻の卵子と夫の精子を体外受精させた。この受精卵の核を、あらかじめ核を除いた、第三者の女性の卵子から作った受精卵に移植。妻の子宮に戻し、今月5日に女児が生まれたという。核DNAは両親から、細胞質に含まれるミトコンドリアDNAは提供者の女性から受け継がれたことになる。この技術が細胞質の異常で起こる受精卵の発育不全に対する治療になるとしている。
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