モンゴル3横綱に対抗するには 稀勢の里の課題チェック
横綱に昇進し、高安(下手前)に担がれ祝福される稀勢の里=25日午前10時23分、東京都千代田区、杉本康弘撮影
新横綱は強さともろさが混在する。強さを支えるのが左おっつけ。もろさの要因が腰高と脇の甘さ。「それが稀勢」と言われたが、今後はそれでは厳しい。解決策は立ち合いにある。
稀勢の里は今、仕切ってから左足から出る時と右足の時がある。前者は初めからおっつけに行く場合で、相手の右を絞り上げるために脇が締まり、重心が低くなる。こうなれば、その後に押しても、左を差しても腰が据わり、危なげない。
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