新山口駅「乗り換え3分の攻防」、そしてダイヤ改定で…
階段を二つ下りて、計数百メートルのホームとコンコースを早足で急ぐ。制限時間は3分。3日までJR新山口駅に午前8時23分に到着していた山陽新幹線では、大急ぎで同26分発のJR山口線に乗り換える人もいた。JR西日本は同52分発の山口線への乗り換えを想定していたが、通勤客らは先を急いだ。4日のダイヤ改定で制限時間は1分に。急ぎの乗り換えは、ほぼ不可能になった。
平日の午前8時23分、新山口駅の上り新幹線ホームに東京行きの新幹線「のぞみ」が滑り込んだ。ドアが開くと、スーツ姿の人たちが足早に改札階へ降りていった。そのうち数人は在来線と接続する改札を抜け、山口線のホームへと急いだ。記者もその人たちに続き、足を速めた。ホームに着くとオレンジ色の列車が止まっているのが見えた。「間に合った」とホッとしたが、列車のドアは閉まっており、そのまま走り去っていった。
歩いた経路を測ってみると、階段は約100段。階段以外の移動には身長174センチの記者の足で約250歩だった。少しだけ走れば、間に合ったのかも知れない。
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