朴氏罷免、憲法裁近くの集会で2人死亡 警官隊と争う

韓国憲法裁判所による朴槿恵(パククネ)大統領の罷免(ひめん)宣告後の10日、ソウル市鍾路区の裁判所そばで、宣告に不満を持ち、警官隊と争っていた男性2人が死亡したと、韓国警察当局が明らかにした。朴氏が一連の疑惑を巡って初めて謝罪した昨年10月末以降、この問題の集会で衝突による死者が出たのは初めて。

死亡したのは60代と70代の男性。韓国メディアの報道によれば、このうちの1人は、罷免宣告に興奮して警察バスの屋根によじ登った後、誤って路上に落ちたという。朴氏が昨年10月に謝罪して以降、ソウル中心部では弾劾(だんがい)賛成派が計19回、反対派が計18回、大規模な市民集会をそれぞれ開いたが、これまでは大きな混乱は起きていなかった。

韓国の黄教安(ファンギョアン)首相(大統領権限代行)は10日の宣告を受け、行政自治省などに対して国内の治安維持に全力を挙げるよう指示した。(ソウル=牧野愛博)

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