「南極観測船ふじ」一新 4面大型スクリーンで航海体感

写真・図版リニューアル展示の目玉となる「極感ドラマチックシアター」=24日午前、名古屋市港区、戸村登撮影

博物館「南極観測船ふじ」(名古屋市港区)がリニューアルされ、新たな展示として南極での航海を体感できる4面大型スクリーンが設けられた。25日のリニューアル開館を前に24日、内覧会があった。

新展示の目玉は「極感(ごっかん)ドラマチックシアター」。幅6メートル、奥行き3メートル、高さ3メートルの大型スクリーン4面に、南極の自然や、南極の氷を砕いて進む船上からの映像などが映し出される。ふじの船上にいるかのように体感できる。

ふじは1965年から18年間、南極で砕氷船として活躍。1985年、名古屋港ガーデンふ頭に「南極の博物館」として永久係留された。ふじの指定管理者、公益財団法人・名古屋みなと振興財団によると、これほどの規模で展示がリニューアルされるのは、今回が初めて。(戸村登)

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