安倍首相「悪意に満ちたもの」 昭恵氏メールの証言巡り

写真・図版閣議に臨む安倍晋三首相(右から2人目)=24日午前8時20分、岩下毅撮影

安倍晋三首相は24日午前の参院予算委員会で、学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長が23日の証人喚問で、「昭恵(首相)夫人と私と2人きりの状態で、『安倍晋三からです』とおっしゃって封筒に入った100万円をくださった」と証言したことについて、「密室でのやりとりなど反証できない事柄を並べ立て、事実と反することが述べられたことは誠に遺憾だ」と反論した。その上で改めて「今まさに議論となっている国有地売却や学校認可について私も妻もまた事務所も全く関与していないことは明確に申し上げておきたい」と述べた。

首相は籠池氏の証人喚問について「国有地売却の問題や学校認可の問題に関して具体的な政治家の関与がなかったことは明らかになった。他方で疑惑の深まっている(小学校の建築費をめぐる)3通の契約書については、刑事訴追を理由とした証言拒否が繰り返され、真相が解明されず、大変残念」と述べた。

証人喚問で籠池氏が、昭恵氏から籠池氏の妻に対して「口止めとも取れるメールが届いた」と証言したことについて、首相は「メールの一部を使って、『メールで口止めをした』と籠池氏が言っていることは極めて遺憾だ。その中で例えば、『勘ぐりをされる』『まっとうな人間がまっとうなことをしているのを阻止される』などという籠池夫人からのメールに対して、(昭恵氏のメールは)李下に冠を正さずという趣旨で返信したものであるということは明らかで、(籠池氏の証言は)悪意に満ちたものであるということは申し上げておきたい」と述べた。

自民党の西田昌司氏の質問に答えた。

ASAHI.COM

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