「籠池氏、率直に語っていると感じた」 元検事の見方は

写真・図版衆院予算委での証人喚問で、質問に答えるため挙手する森友学園の籠池泰典氏=23日午後4時25分、国会内、遠藤啓生撮影

〈元東京地検検事、落合洋司弁護士の話〉 籠池氏が率直に語っていると感じた。うそをつくと、言いよどんだり、質問と答えがかみ合わなかったりで違和感を覚えることがある。今回はあまりそうした印象を持たなかった。100万円を授受した場面の描写は具体的で、迫真性もあった。

与党側の質問は非常に稚拙だった。籠池氏の言動の変遷や矛盾を丹念についてほころびを引き出さなければならないのに、「ウソをついているだろう」と議論をふっかけても水掛け論になるだけだ。

昭恵氏付の政府職員が籠池氏に送ったファクスが出てきたのは、証人喚問の成果だ。内容は驚きで、昭恵氏が関与していないと言い切るのは厳しくなったのではないか。職員が勝手に動くとは考えにくいし、役所に問い合わせをするという行為こそが政治そのものだからだ。

ASAHI.COM

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