北朝鮮、豪州非難「核の照準に」 間接的に中国批判も

北朝鮮外務省報道官は21日、豪州政府が米国の北朝鮮政策を支持したことについて「豪州が米国に追従するなら、わが戦略軍の核の照準に自ら入ることになる」と非難した。朝鮮中央通信が伝えた。

同通信は21日付の記事で「我々の周辺国が、米国による朝鮮半島水域への膨大な戦略資産の投入には何も言えず、我々を公然と威嚇している」とも報じ、中国を間接的に批判した。「彼らが経済制裁に執着するなら、我々の敵からは拍手喝采を受けるかもしれないが、我々との関係に及ぼす破局的な結果も覚悟すべきだ」とも強調した。

中国の習近平(シーチンピン)指導部が、北朝鮮問題で米国と協力する姿勢を見せていることを牽制(けんせい)しているとみられる。

また、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会報道官は21日、米原子力空母の派遣などを非難し、「敵対勢力は、南朝鮮が一撃で灰になり、日本列島が沈没し、米本土に核のひょうが降っても後悔してはならない」と警告した。(ソウル=牧野愛博)

ASAHI.COM

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