釜山少女像反対派と守る側、元大統領像の設置でもみ合う
韓国釜山の日本総領事館前に故朴正熙大統領の胸像を手に掲げて設置しようとした男性。少女像を守る団体のメンバーらともみ合いになった=21日午後3時19分、釜山、東岡徹撮影
韓国釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦を象徴する「少女像」をめぐり、設置に反対する男性らが21日、故朴正熙(パクチョンヒ)大統領と故李承晩(イスンマン)大統領の胸像を少女像の隣に設置しようとしたところ、少女像を守る団体メンバーと激しいもみあいになった。
男性らは20日に「少女像は不法に設置されたにもかかわらず、撤去されていない。不法には不法で対抗する」として、胸像を設置すると予告していた。
男性らはこの日、胸像を持って現れ、「慰安婦だったおばあさんたちは日本の謝罪を受け入れ、許してあげてほしい」「不法を不法だと言えない韓国になった。少女像設置を不法だと報じるメディアはどこにもない」となどと叫んだ。しかし、少女像を守る団体のメンバーらに設置を阻まれ、立ち去った。(釜山=東岡徹)
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