田臥、涙のV 「子どもに夢を」引っ張り続けたバスケ界
27日に東京・国立代々木競技場であったバスケットボールのBリーグチャンピオンシップ決勝。勝利を確信した栃木ブレックスの田臥(たぶせ)勇太主将は、試合終了のブザーを待ちきれず、ベンチに向かって走り出していた。長らくバスケットボール界を引っ張り続けてきた日本の「顔」にとって、Bリーグ元年の歴史的なシーズンは、最高の形で幕を閉じた。
「チームがスタートしたときから初代王者を目指し、全員で戦ってきた。優勝できてうれしい」。最後まで競り合いが続いた川崎ブレイブサンダースとの決勝を制し、たどり着いた頂点。その目には涙が浮かんだ。
ASAHI.COM