独首相「他国あてにできた時代終わる」 G7で米と対立

ドイツメルケル首相は28日、トランプ米大統領が初参加した主要7カ国首脳会議(G7サミット)を振り返り、「われわれが他国を完全にあてにできた時代は終わりつつある」などと語った。南部ミュンヘンで支持者を前に演説した。

G7は、首脳宣言に「反保護主義」をうたうことで一致したものの、気候変動や難民危機などの問題で米国とことごとく対立。直後の記者会見でメルケル氏は「大いに不満」などと口にしていた。

演説でメルケル氏は、米国や欧州連合(EU)からの離脱を決めた英国と友好的な関係を維持するとしつつ、「欧州人は自らの手で自分たちの運命を決めていかなければならない」と話し、今後EU内でフランスとの結束を強化していく考えを示した。(ベルリン=高野弦)

ASAHI.COM

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