「目の前に物体」バス乗客、体中にガラス破片 東名事故
観光バスと乗用車が衝突した事故現場=10日午前9時46分、愛知県新城市、朝日新聞社ヘリから、筋野健太撮影
10日午前7時半ごろ、愛知県新城市の東名高速上り線の新城パーキングエリア(PA)付近で発生した観光バスと乗用車の衝突事故。病院に搬送された乗客らは、驚きと恐怖を隠せない様子で事故を振り返った。
前から4番目の左側に座っていた同県豊川市の佐々木大輔さん(43)は「隣の人と話していたら、衝撃が走った。気付いたら、目の前に物体があって真っ暗だった」と振り返る。
佐々木さんは、ガラスの破片を体中に浴び、額を切ったが、事故後、自ら携帯電話で119番と110番に何度もかけた。「周りの人も同じような状況。びっくりした」と話した。
バス後部に座っていた豊川市の60代女性は「みんなで和気あいあいと楽しく過ごしていたところだった」と振り返る。
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