保守の立場、「ぶれぬ」小池氏 安保政策や憲法観
希望の政治、希望の社会、希望の経済――。東京都知事の小池百合子(65)が「希望の党」の設立を表明した9月25日の記者会見で政策を示したパネルには「希望」の文字が並んだ。
衆院選に向け、7月の都議選でも掲げた「しがらみのない政治」や、「ダイバーシティー(多様性)社会の確立」「原発ゼロ」といった、リベラル勢力と親和性の高い内容もある。
ただ、民進党の事実上の合流を望む代表の前原誠司(55)と29日に会談した後は、安全保障や憲法観で考え方が一致しなければ民進からの立候補予定者を公認しない、との「排除の論理」を鮮明にした。
「国の根幹についての考え方」という物差しを振り、野党第1党をほんろうする小池の「希望」とは何なのか。
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