逃げる男に「待てー」 目撃男性ら追う 広島の路上殺人
広島市安佐北区の路上で１４日夜、男性２人が刺されて死傷した事件で、現場直近のコンビニエンスストアの男性経営者（６６）が、事件当時の様子を取材に語った。
「待てー」。店内にいたところ、突然外で声がした。間もなく若い男性４人が店に入ってきて、「車で通りかかったら、（男が）刺しているのが見えたので追いかけた」と話したという。男性らは、男がタオルを手に巻いた状態で刃物を持って走って近づき、２人を襲ったのを見たと説明。走って逃げた男を追ったが見失ったと経営者に話したという。
「路地に逃げられたので注意して」。男性らは経営者にも気をつけるよう促した。経営者が店外に出ると、被害者の１人がバス停でうつぶせの状態で倒れていた。亡くなった座山則男さん（７５）の知人男性が現場に居合わせ、事件後店内に入ってきたが、突然の事態に困惑した様子だったという。
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