のぞみ亀裂、台車温度の上昇検知 折り返し前の2カ所

写真・図版台車温度検知装置のイメージ

新幹線のぞみ34号(N700系、16両編成)の台車に破断寸前の亀裂が見つかった問題で、昨年12月11日の発覚当日、博多で折り返す前の東京からの運行中、神奈川、愛知両県の鉄橋上に設置されているセンサーが台車の温度が上昇していることを検知していたことがJR東海への取材でわかった。温度は基準値内だったため警報は出なかったが、JR東海は運用を見直して基準値を下げた。

JR東海によると、センサーは「台車温度検知装置」。線路脇と線路下で赤外線を感知して台車内の歯車箱や軸箱の温度を測定する。神奈川県小田原市愛知県豊橋市にある鉄橋に設置され、基準以上の温度を検知すると、車両基地にある「分析センター」に警報が示される仕組み。

JR東海がのぞみ34号の問題を受けて調べたところ、当日午前の下り運行の際、モーターの回転を車輪に伝える台車内の「継ぎ手」部分の温度が上昇しているのを2カ所で記録していた。

ASAHI.COM

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