横田めぐみさん、拉致までの13年間 新宿駅で写真展
新潟市の中学1年だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されるまでの13年間の写真を展示する「めぐみちゃんと家族のメッセージ~横田滋写真展」が7日、東京都新宿区で始まった。13日まで。
東京メトロ丸ノ内線新宿駅にある地下自由通路に、家族旅行や運動会の際の写真など15点が展示された。米朝首脳会談でトランプ米大統領は拉致問題を取り上げる姿勢を示す一方、娘の成長を撮り続けた父滋さん(85)は体調を崩して先月入院した。こうした状況に、滋さんや母早紀江さん(82)を支援する「あさがおの会」が、世論を喚起して「最大で最後のチャンスを生かそう」と企画した。
出勤前に足を止めた20代の女性は「北朝鮮で撮られた悲しげな表情と、家族に囲まれての笑顔の対比に胸が苦しくなる。米朝首脳会談で問題が前に進めばいい」と話した。(清水大輔)
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