視覚障害男性、電車にはねられ死亡 ホームドアなく転落
事故があった東急大井町線下神明駅=2018年9月5日午前11時31分、東京都品川区、山田暢史撮影
東京都品川区西品川1丁目の東急大井町線下神明駅で4日午後2時15分ごろ、同区内の男性(71)がホームから線路に転落し、電車にはねられ、死亡した。警視庁によると、男性は目が不自由で、家族の話などから、男性が誤って線路に転落したとみて調べている。
荏原署によると、男性がホーム上で携帯電話で通話した後、1人で線路に沿うように歩き、よろめくように転落する様子が防犯カメラに映っていた。転落した直後、溝の口駅発大井町駅行きの普通電車にはねられた。男性は視覚障害1級の認定を受けており、署の調べに対して男性の家族は、男性が過去にも線路に落ちたことがあったと話しているという。白杖(はくじょう)を使う日もあったが、現場にはなかったという。
東急電鉄によると、同駅にはホームドアは設置されていないが、2019年度下期の設置を計画している。この事故で同線の上下線計44本が運休し、約1万1600人に影響が出た。
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