女性10人惨殺の容疑者特定 韓国「殺人の追憶」題材
韓国警察は19日、1986~91年にソウル近郊の華城(ファソン)で女性10人が殺害された未解決事件の容疑者として50代の男を特定したと明らかにした。現場で見つかったDNAを最新技術で鑑定した結果、別の事件で収監中の男のDNAと一致したという。事件は2006年に公訴時効が成立しており、罪には問えないとしている。
事件では10~70代の女性10人が残忍な手口で殺害され、韓国社会を震撼(しんかん)させた。捜査員延べ約200万人を投入する異例の大規模捜査が行われたが、犯人を特定できないままに迷宮入りし、「史上最悪の未解決事件」といわれていた。事件は03年に韓国映画「殺人の追憶」(ポン・ジュノ監督)の題材となり、日本でもヒットした。
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