5G時代にスマホと決別 ガラケー派の今どきな言い分
それでもいまだに契約数は約2千万件といわれる。携帯市場の粟津浜一代表は「機能が少ない分、電池の持ちがいい。充電設備が近くにない建設業の関係者や電話することが多い営業関係者が好んで使う」と説明する。スマホによるゲーム依存が心配という小中生の親も多い。新商品が生産されていないため、いま持っているものが壊れる前にと、中古ガラケーを買い求める人が多いという。
季節商品でもある。スマホより安いため、4月は中小企業が新入社員用に買う。2月は勉強に集中するためガラケーに変える受験生もいる。ガラケーは基本的にアプリを入れられないため、「情報漏洩(ろうえい)を防げる」と政治家が選挙活動中に使うこともあるという。粟津代表は「海外ではもう風前のともしび。日本はスマホに疲れている人が多いのかもしれません」と話す。
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