「チャンスなのに…」公立のオンライン授業、普及への壁

 中部地方の小学校教諭も休校が決まった際、動画サイトのライブ機能を使った双方向授業をしたいと申し出たが、学校関係者に「学校の取り組みとしては認められない」「他の先生には使いこなせないから無理でしょう」と止められた。「録画したものを勤務時間外に個人的に発信するなら構わない」とも言われたという。教諭は「できない理由ばかりあげて、最初からやる気がないと感じた。動画サイトは何か危なそうだと先入観にとらわれているのだと思う。今は長期休校の非常事態なのだから、前向きにとらえれば、教員自身も新しいことに挑めるチャンスなのに」と嘆く。

 文部科学省の4月16日時点の調査によると、休校中または休校予定の1213自治体のうち、デジタル教材を使うのは29%で、双方向型のオンライン指導をするのはわずか5%だった。

 公立校でオンライン授業がなかなか進まない背景には、教育現場でのICT(情報通信技術)の整備の遅れがある。

ASAHI.COM

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