納期優先で問題深刻化 年金入力ミスで第三者委報告書
lunedì, Giugno 4th, 2018データ入力ミスなどで年金の過少支給が相次いだ問題を受け、日本年金機構が設置した第三者調査委員会(委員長・一橋大学大学院の安田隆二特任教授)が4日、報告書をまとめた。委託業者の数々の違反に加え、機構の担当部署が納期を優先して委託停止や点検を行わなかったことが問題を深刻化させたと指摘。価格より能力重視で契約先を選ぶルールや立ち入り検査の強化などを提言した。
4月に設置された調査委は4回の会議や、機構で担当部署の給付業務調整室、委託業者「SAY(セイ)企画」(東京都豊島区)への聞き取りなどを通じて経緯を検証。この日の社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の部会で、41ページにわたる報告書を参考資料とともに提出した。 (altro…)