「抗議は誇り、破壊行為はそうじゃない」黒人男性追悼式
venerdì, Giugno 5th, 2020米ミネアポリスで警官から首を圧迫されて死亡した黒人のジョージ・フロイドさん(46)の追悼式が4日、ミネアポリスやニューヨークで開かれた。この事件では、現場にいた4人の警官が懲戒免職になるとともに起訴されている。ただ、多くの黒人らはこの事件だけでなく、長く続く人種差別、構造的な人種間の不平等に不満を持ち、全米各地でデモが続いている。
米ミネアポリスで警官から首を圧迫されて死亡した黒人のジョージ・フロイドさん(46)の追悼式が4日、ミネアポリスやニューヨークで開かれた。この事件では、現場にいた4人の警官が懲戒免職になるとともに起訴されている。ただ、多くの黒人らはこの事件だけでなく、長く続く人種差別、構造的な人種間の不平等に不満を持ち、全米各地でデモが続いている。
和室で夫が集めたレコードを手にする妻。窓際にはお気に入りだった置物のシロクマが立っている=2020年5月9日午後1時40分、栃木県内、鬼室黎撮影
ふるさと岩手県の実家から、祖母が末期の糖尿病で入院したと連絡があったのは、2016年12月だった。余命約1カ月なのだという。仕事を同僚に頼んで、10日間の冬休みの全てを使って朝から晩まで付き添った。
祖母は好物のカニを一口食べて「うんめえな」と笑顔を見せた。が、眠る時間が増えていった。痩せたほおを触り、頭をなでた。こんなに白髪があったんだと初めて気づき、もっとおばあちゃん孝行をすればよかったと悔やみ、砂時計のように減っていく時間をそばで過ごした。私にとって大事な最後の思い出だ。
新型コロナの感染拡大は、そうした別れの光景を一変させた。
演歌歌手の坂本冬美さん=2019年1月、東京都渋谷区神宮前、関口達朗撮影
演歌歌手の坂本冬美さんは、4月半ばに「ユーチューバーデビュー」しました。新型コロナウイルスの影響で公演やテレビ出演が延期・中止となる中、ファンの皆さんのリクエストに応えて、自宅で「夜桜お七」などを歌い、トークを交えて配信してきました。
拡大する自宅からユーチューブでトーク&ライブを配信する=ユニバーサルミュージック提供
「自宅で自主練」というタイトルの通り、普段の歌練習のような雰囲気でお届けしました。慣れない配信に手間取り、おっちょこちょいなところを出し過ぎたかなとも思いましたが、素の私を楽しんでいただけたようでうれしかったです。
緊急事態宣言の解除について記者会見する安倍晋三首相=2020年5月25日午後6時13分、首相官邸、岩下毅撮影
新型コロナウイルス対策としての緊急事態宣言が25日、全国で解除された。宣言は4月7日から49日間に及び、経済への深刻な影響を懸念した政権は解除を急いだ。専門家は一部で解除の目安を上回っていても判断を迫られた。ウイルスとの戦いは続き、次の流行への備えを急ぐ必要がある。
「わずか1カ月半で今回の流行をほぼ収束させることができた」。安倍晋三首相は25日の記者会見の冒頭でそう強調した。当初1カ月の予定だった緊急事態宣言の期限を1回延長した点には触れず、「卓越した模範」と誇った。北海道と神奈川は直近1週間の感染者数が政府の目安に届かないなかでの解除となったが、総合的な判断で「専門家に諮問した結果、解除すべきであると答申をいただいた」と語った。
ジャニーズ事務所は26日、所属するアイドルグループ「NEWS」のメンバーの手越祐也さん(32)が、同日から期限を設けず全ての芸能活動を自粛すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の期間中、酒席に参加していたことがわかったためとしている。
事務所の公式サイトに公開された事務所名の文書によると、手越さんは酒席への参加を週刊誌で報じられ、事務所が行動について要請した後も、新たな酒席に参加していたことを事務所に対して認めたという。
同事務所は「日本全国の皆様が感染拡大の防止を最優先事項としてあらゆる代償を払いながら外出や活動を自粛されている中での出来事であり、世の中の状況や自身の置かれている立場に対する自覚と責任に著しく欠けておりました」として謝罪するとともに「すべての芸能活動の自粛もやむを得ないものと判断するに至りました」としている。
秋篠宮さまの誕生日を前に、談笑する秋篠宮ご一家=2019年11月15日、東京・元赤坂の御仮寓(ごかぐう)所、宮内庁提供
新型コロナウイルス感染症の治療にあたる医療現場で役立ててもらおうと、秋篠宮ご一家が手作りした医療用ガウンが、恩賜(おんし)財団済生会(東京都港区)に届けられた。ガウンが不足していることを知り、宮内庁職員とともにポリ袋で300着を作ったという。ご一家の激励メッセージも同封され、ガウン不足に悩む全国各地の病院に届けられる。
同会は秋篠宮さまが総裁を務める。宮内庁によると、秋篠宮ご夫妻と長女眞子さま、次女佳子さまが今月11日、お住まいで同会理事長らからオンラインで話を聞いた際、病院でガウンが不足し、職員がゴミ袋を加工して作っていることを知ったという。
そこで、ご夫妻は、眞子さまや佳子さま、長男悠仁さま、宮内庁職員とガウン作りを開始。病院と同じ作り方を学び、密集しないように互いの距離をとるなどして、2時間に20~30着のペースで作業を進めた。
香港で22日、民主派(左)のデモ行進をテープを張って遮る警官隊=朱延雄撮影
中国政府が香港の治安を維持する法律を制定する方針を打ち出したことを受け、香港社会で反発や動揺が広がっている。1997年の返還後、高度な自治を保障した「一国二制度」の形骸化が避けられない情勢だ。強まる中国の締めつけがもたらす絶望感から、抗議デモが過激化する可能性もある。
中国が香港の「治安法案」を打ち出した背景には何があるのか、香港市民がどう対応するのか。香港政治を研究する倉田徹・立教大教授が記事の後半で語ります。国防予算案が6・6%増加したことについても、現代中国政治を専門とする高原明生・東大教授が読み解きます。
中国政府は長年、香港政府に国家分裂などの行為を禁止する内容を含む治安関連法「国家安全条例」の制定を指示してきたが、国際的なイメージの悪化を懸念して、直接介入を避けていた。だが、昨年来の大規模なデモをきっかけに香港で独立運動が一気に高まると、中国側は法整備を自ら主導する方針へ転換した。
新型コロナウイルス感染症の治療効果が期待されているアビガン(富士フイルム提供)
新型コロナウイルス感染症の治療薬として効果が期待されているアビガン(一般名ファビピラビル)について、藤田医科大学(愛知県)は26日、全国の患者2158人に使った観察研究の結果を日本感染症学会ホームページで発表、軽症者の約9割が回復したという。ただ発症者の8割は軽症のまま治ることがわかっている。今回はアビガンを使わない患者の治療結果がないため、薬の有効性を比較検証できないという。
観察研究に参加した患者の内訳は酸素吸入が不要な軽症患者が976人(45%)、酸素吸入が必要な中等症の患者が947人(44%)、人工呼吸器などが必要な重症患者が235人(11%)。それぞれについてアビガン使用開始から7日目、14日目、入院から約1カ月後の症状をまとめた。
捕まったワニガメ=2020年5月25日午前11時43分、福岡県警筑後署
ワニガメが福岡県大川市の川で釣り上げられた。釣った魚に食いついてきたという。県警筑後署で預かっているが、6月からワニガメがペットとして飼えなくなることもあり、引き取り手探しに一苦労している。
24日午後0時半ごろ、大川市下木佐木の花宗川でワニガメを釣り上げたと同県大木町の男性(58)から110番通報があった。署に持ち帰ったところ、体長は約80センチで甲羅だけでも約45センチ、重さは18キロほど。かみつく危険があることから、今はおりの中に。