北朝鮮ミサイル、トランプ氏が米本土到達の可能性否定
北朝鮮が核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)で米本土を攻撃する能力を持つ可能性について、トランプ次期米大統領は2日、「そういう事態は起きない」と自身のツイッターに投稿した。金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長がICBMの開発が「締めくくりの段階にある」と主張したことを牽制(けんせい)した形だ。
トランプ氏が当選後、北朝鮮政策に公に言及したのは初めて。そのうえで「中国は完全に不公平な貿易で米国から多額の金と富を奪っているのに、北朝鮮について何もしようとしない」とも書き込み、北朝鮮と経済的なつながりが深い中国の対応を批判した。
20日の大統領就任後、北朝鮮の核問題に対処するため、中国により圧力をかける可能性がある。トランプ氏は選挙中、「(金委員長と)話がしてみたい。彼と話をすることは何の問題もない」と語っていた。(ワシントン=峯村健司)
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