最高値マグロ、2年連続で出荷 漁師「これはいけるな」
最高値で競り落とされたマグロ=5日午前6時3分、東京都中央区、竹花徹朗撮影
築地市場の初競りで7420万円の最高値をつけたマグロを出荷したのは、青森県大間町のマグロはえ縄漁船「第56新栄丸」の竹内正弘船長(65)だ。2年連続5回目の最高値。額は昨年の5倍以上とあって、笑いが止まらない。この212キロのマグロは12月30日の朝にとったという。
「針が口でなく、しっぽにひっかかって重く感じたけど、すぐにこれはいけるなと思った。形が良くて脂ののりも良かったから」
今シーズンは、マグロのえさになるイカの不漁などで不振が続いた。「例年の半分以下。それでも、大間のマグロは世界一という伝統が守れて良かった」(隈元信一)
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