「じしんのあほ!まけへん」 被災園児作った絵本、今も
昨年の「1・17震災を振り返る日」の集い。当時の園児が作った絵本を保育士が読み聞かせた=みのり認定こども園提供
阪神・淡路大震災からまもなく22年。被災した園児たちが作った1冊の絵本が、神戸市のこども園で今も読み継がれている。
中央区の「幼保連携型みのり認定こども園」。0~5歳児クラスに約130人が通う。
前身の「みのり保育園」は1995年の震災で全壊。近くの園の一部を借りて保育を続け、4月から敷地のプレハブで再開した。震災前は60人の園児がいたが、自宅が全壊するなどして避難した子も多かった。
復旧のさなか、多くの人から支援や励ましを受け、園児からも「よそでこんなことがあれば絶対助けに行く」という言葉が聞かれるように。震災1年を機に、体験を形に残そうと絵本づくりに取り組んだ。
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