名古屋の「黄金通」読み変更へ 「誰も口にしなかった」
名古屋市中村区の町名「黄金通」が、「おうごんどおり」から「こがねどおり」に変更される。地元で口にする人がほとんどいなかったという「おうごん」。少なくとも70年近く続いた違和感が、ようやく解消される。市の町名変更は、昭和区の「御器所」を「ごきしょ」から「ごきそ」に初めて変えて以来、15年ぶりになるという。
昨年8月に地元から町名変更の要望があり、市の町名・町界審議会が今月5日、河村たかし市長に変更を答申した。2月市議会で認められれば、市が6月にも変更を告示し、晴れて「こがねどおり」となる。
「黄金通」は地下鉄・中村区役所駅から近鉄・黄金(こがね)駅にかけての1~8丁目の地域(約14万平方メートル)。市によると、1939(昭和14)年、土地区画整理組合の上申書を受けた県が「オウゴンドホリ」と振り仮名を付けて告示し、正式名となった。
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