愛知の海苔、マレーシアで売るには 地元の高校生が提案
マレーシア向けのパッケージを提案する愛知商業高校の生徒ら=名古屋市東区
愛知県立愛知商業高校(名古屋市)と、同県豊橋市の「永井海苔(のり)」が協力し、東南アジアのマレーシアに県産の焼きのりを売り出そうとしている。食文化も好みも異なる海外の人たちに、どうやって魅力をアピールするか。生徒らが知恵を絞っている。
愛知商業高3年の生徒12人が昨年12月、2班に分かれて永井海苔社員にパッケージ案を提案した。マレーシアには、のりを使ったスナック菓子はあるが、食事として焼きのりを食べる習慣はないという。そこでパッケージを通じて、のりの多様な食べ方も知ってもらおうと、生徒たちが意見を交わした。
「天むすは、すしと作り方が似ていて高価な日本食を家庭で作れるとアピールできる」「天ぷらなら現地で好まれる調味料で食べられる」。1班は赤地に黄色い日本地図を載せ、天むすの写真と作り方を添えた。別の1班は和紙をイメージしたベージュの背景に浮世絵風の波のイラストをあしらい、おにぎりとのりの天ぷらのレシピを載せた。
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