少女像撤去「自らやるべき」 地元区長、韓国外交省批判

写真・図版釜山総領事館前に設置された少女像。像を見学に訪れる人が後を絶たないという=7日、東亜日報撮影

釜山総領事館前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置された問題で、道路管理を担当する釜山市東区が10日、自治体や市民団体が新たな設置場所を模索することを求めた韓国外交省の姿勢を批判した。政治状況から問題解決を主導できない韓国政府の苦しい状況が改めて浮き彫りになった。

外交省報道官は10日の記者会見で「政府と自治体、市民団体などの当事者が適切な場所について知恵を絞ることを期待したい」と言及。東区関係者によれば、朴三碩(パクサムソク)区長は同日、韓国メディアに「外交省が少女像を撤去するなら、自らやるべきだ」と語ったという。

日韓関係筋によれば、東区は昨年12月28日、一時は設置された少女像を撤去した。直後から、朴氏の携帯や区の電話に市民団体からの抗議が殺到。音をあげた東区が一転、同月30日に設置を認めた経緯がある。

ASAHI.COM

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