キング牧師の息子、トランプ氏と面会 「米国を一つに」
面会を終えて握手するトランプ次期大統領とマーチン・ルーサー・キング３世＝ＡＦＰ時事
米国の人権活動家マーチン・ルーサー・キング３世とトランプ次期米大統領が１６日、ニューヨークで面会した。この日はキング氏の父で公民権運動の指導者だった故・キング牧師を記念した祝日。黒人議員とトランプ氏の対立が深まるなか、キング氏は報道陣に「米国を一つにすることを目標にしなければならない」と語った。
キング氏によると、面会で米国をまとめることの大切さを話し合ったという。トランプ氏も終了後には報道陣の前に姿を見せたが、質問には答えなかった。
トランプ氏をめぐっては、キング牧師とともに公民権運動を率いたジョン・ルイス下院議員が「正統な大統領と思わない」と述べ、就任式を欠席する意向を表明。トランプ氏も「言葉だけ」と批判をしている。キング氏は「双方の立場で色々と発言が出るが、どこかの時点で前へ進まなければならない」と和解を求めた。（ニューヨーク＝中井大助）
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