不名誉情報関与「売春婦にも劣る」 プーチン氏が不快感
モルドバ大統領との首脳会談後、会見するロシアのプーチン大統領=ロイター
ロシアのプーチン大統領は17日、トランプ次期米大統領に関する「不名誉な情報」をロシアが握っているとする報告書の存在が報じられたことについて、「報告書をでっち上げたり、利用したりしている人々は売春婦にも劣る」と述べ、強い不快感を示した。
プーチン氏はモルドバ大統領との首脳会談後の記者会見で、トランプ氏がモスクワのホテルで売春婦と関係を持った際の映像をロシアが手にしているという報告書の真偽を問われ、「次期大統領の正統性を損ねようとしている人たちは、米国の国益を損ねている。(大統領が放逐された)ウクライナで起きたことを米国でやろうとしている印象だ」と語った。
さらに、モスクワ訪問時のトランプ氏について「ただの金持ちのビジネスマンだった。我々の情報機関はすべての米国人の富豪につきまとうだろうか。そんなことはしない」と主張。「トランプ氏はミスコンテストを運営して、世界で最も美しい女性たちとつきあいがあった。ロシアのそうした女性とホテルで会うというのは考えにくい」とも述べた。(モスクワ=駒木明義)
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