パンダの親子、相次ぎ急死 上海の動物園、原因はナゾ

写真・図版上海野生動物園で人気だった親子パンダの幗幗と花生。昨年8月7日撮影=AP

 中国・上海野生動物園は19日、同園で飼育していた親子パンダの幗幗(クオクオ)と花生(ホワション)が昨年末に相次いで死んだと発表した。原因は特定できておらず、関係機関は「類似の病気が発生しないよう、今後さらに研究を進めたい」としている。

21歳の母パンダ・幗幗は、昨年12月19日に発熱や嘔吐(おうと)の症状が出始めた。3日後に引きつけを起こすようになり、便や超音波の検査を繰り返したが異常はなく、微生物や毒なども見つからなかったという。だが、その後も回復せず、同26日に死んだ。生後6カ月の雌パンダ・花生も同23日ごろから体調を崩し、大みそかの31日に後を追うように死んだ。

花生は昨年7月に同園で誕生し、初の上海生まれのパンダとして人気を集めていた。中国版ツイッター微博(ウェイボー)」では、惜しむ声とともに「発表が遅い」などの不満も出たが、同園は「病理診断もあり、ようやく報告できた。処理に不備はない」としている。(上海=冨名腰隆)

ASAHI.COM

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