メキシコ国境に壁、大統領令署名へ トランプ氏目玉政策
米国のトランプ大統領が25日から、メキシコ国境での壁建設や、内戦が続くシリアなど中東・アフリカの7カ国を名指しして、米国への入国を制限する一連の大統領令に署名を始める方針であることが分かった。ロイター通信などが伝えた。事実上、難民や移民の受け入れを拒絶する内容で、トランプ氏の「米国第一主義」は移民政策にも浮き彫りになった。
トランプ氏は24日、ツイッターで「明日は国の安全保障で大きな日になる。とりわけ壁を造る!」とつづった。
トランプ氏は25日にも、目玉政策だったメキシコ国境の壁建設に向けて関係機関に指示する大統領令に署名するとみられる。
トランプ氏は選挙中、メキシコ不法移民を「麻薬密売人」「強姦(ごうかん)犯」などと決めつけ、壁の建設を提唱し、支持を集めてきた。
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