南極最高峰に登頂、部長代理→部長に 会社「努力評価」
南極最高峰のマウント・ビンソンに登頂した佐々木健太郎さん(左)と三島早貴さん=1月5日、DACグループ提供
社員がリレー方式で7大陸最高峰登頂に挑んでいる広告会社のDACグループ(東京)が、6座目となる南極最高峰のマウント・ビンソン(4892メートル)に登頂した社員2人を昇進、昇級させた。登頂までの努力を評価したもので、社内では「夢のある人事」と好評という。
昇進したのは、1月5日に登頂を果たした佐々木健太郎さん(45)と三島早貴(さき)さん(28)。佐々木さんは南米最高峰のアコンカグアに続く2座目の快挙で、経理部長代理から経理部長に。大陸最高峰初制覇の三島さんは、遠征前に進行管理室主任(15級)から係長への昇進が決まっていたが、登頂成功を受け、通常の係長の等級より上の13級に昇級した。発令は1月1日付。
同社は2012年、創立50周年事業として社員に7大陸最高峰制覇に取り組ませることを決めた。今回の南極最高峰登頂まで、プロジェクトに参加した社員延べ25人全員が、いずれかの山の登頂を果たした。18年春の世界最高峰エベレスト(8848メートル)が最後の挑戦となる。
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