八ケ岳連峰の阿弥陀岳で早大生2人が滑落 長野
10日午前10時半ごろ、長野県の八ケ岳連峰阿弥陀岳の南稜(なんりょう)付近で「仲間2人が50メートルほど滑落した」と、登山パーティーのリーダーから110番通報があった。滑落した2人は大学生で、ともに頭などを強く打っているとみられ、県警山岳遭難救助隊員らが救助に向かっている。
県警山岳安全対策課によると、滑落した2人は、いずれも早稲田大学に通う東京都練馬区の男性(20)と、神奈川県相模原市の男性(20)。
登山パーティーは、9日に「舟山十字路」という登山口から入山。阿弥陀岳へ向かう途中、南稜にある岩場から滑落したという。
現場周辺では雪が降っているため、ヘリコプターを飛行させることが難しい状況という。県警山岳遭難救助隊員ら9人が10日午前、ふもとから徒歩で2人の救助に向かった。現場到着には丸1日ほどかかる見通しで、天候が回復し次第、県警ヘリも救助に向かうという。
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