女2人の濃密エロス ロマンポルノ「長すぎ」ラブシーン
日活ロマンポルノリブート企画の最後を飾り、中田秀夫監督の「ホワイトリリー」が11日から東京・新宿武蔵野館と横浜シネマ・ジャック&ベティで公開される。これまで上映された4作の監督はロマンポルノ初体験だが、中田監督は1985年に日活に入社し、ロマンポルノの撮影現場に助監督として付いている。そのせいか今回の新作5本の中で「最もロマンポルノらしい」とも評されている。
中田監督がモチーフに選んだのはレズビアン。中田監督と言えば、「女優霊」「リング」などのホラー映画で知られる。「ホラーとロマンポルノに女性観客を呼びたいという日活の思いを反映したは共通点がある」と話す。「ホラーも女性が主役になることが多い。僕は女性のパッションを描くのが好きで日活に入りました。ならば、女と男の話よりも、女同士の方がより乗れるんじゃないかと本能的に思いました」
ヒロインのはるか(飛鳥凛)は陶芸家の登紀子(山口香緒里)の住み込みの弟子。2人は師弟を超え、恋愛関係にあった。ところがある日、登紀子は男性の弟子、悟(町井祥真)を連れてきて一緒に住まわせる。はるかと登紀子の生活に悟が入ってきたことで、2人の関係は変質し始め……。
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