ゴルフ5時間「異例」のはしご… 意気投合する日米首脳
米フロリダ州・パームビーチでゴルフを楽しみ、ハイタッチをする安倍晋三首相(左)とトランプ大統領=11日、内閣広報室提供
安倍晋三首相は11日(日本時間12日)、訪問先の米フロリダ・パームビーチでトランプ大統領とゴルフに興じた。両首脳はトランプ氏ゆかりのゴルフ場2カ所を「はしご」し、計約5時間にわたり27ホールを一緒に回るなど親密さを強調した。日本政府は、米大統領による「異例中の異例」(日本外務省幹部)の厚遇だと受け止めている。
ポロシャツ姿の両首脳は同日午前9時過ぎ、滞在先のトランプ氏の別荘を出発。10台以上の車列で向かった「トランプ・ナショナル・ゴルフクラブ・ジュピター」では、同日午前10時過ぎから約3時間40分をかけ、18ホールを回った。南アフリカ出身で元世界1位のアーニー・エルスさんも同伴した。
両首脳はその後、2カ所目となる「トランプ・インターナショナル・ゴルフクラブ・パームビーチ」に移動。約1時間20分かけて、9ホールを回った。
日米双方の取材団には両当局から「取材の機会の有無は分からない」と断りがあったうえで、それぞれ代表取材の募集がかけられた。だが、代表取材団は両首脳のプレー中、ゴルフ場内や周辺の屋内施設で待機。両首脳がプレーしたホールに立ち入ることは認められず、日本政府の内閣広報室は報道各社に写真2枚を提供した。
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