雪像解体、隠れた人気 さっぽろ雪まつり閉幕

写真・図版大雪像「奈良・興福寺中金堂」の解体作業をたくさんの人が眺めた=13日午前9時2分、札幌市中央区、山本裕之撮影

 冬の札幌の風物詩「第68回さっぽろ雪まつり」が12日閉幕し、13日朝から大雪像の解体が始まった。旅行会社がツアーに組み込むほどの隠れた人気。見物客は瞬く間に雪山へと戻る様子をため息交じりに眺めた。

雪像や氷像が倒壊すると危険なため、毎年閉幕の翌日に解体される。延べ約3800人の陸上自衛隊員が約30日間かけて制作した精巧な大雪像「奈良・興福寺中金堂」も、パワーショベル1台で崩された。

大手旅行会社のJTBは、雪まつり最終日と解体作業を見物する東京発の2泊3日のツアーを7年前から企画している。応募が100人を超えた年もあるといい、「開催中と解体中の二つの雪像の姿を見られるお得感が人気の理由」と同社の担当者は話す。

ASAHI.COM

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