アスクル火災で爆発、2世帯が避難 鎮火のめど立たず
燃え続ける「アスクル」の物流倉庫=19日午前9時56分、埼玉県三芳町上富、朝日新聞社ヘリから、迫和義撮影
埼玉県三芳町上富の通販会社「アスクル」の物流倉庫で16日に起きた火災は、19日も燃え続け、午前0時15分ごろ建物3階の南東側で大きな爆発が2回起きた。同町は同日午前2時40分、倉庫西側近くの住宅3世帯7人に避難勧告を出し、2世帯6人が一時、町立中央公民館に避難した。爆発によるけが人はなかった。
入間東部地区消防組合によると、爆発した付近にはヘアスプレーの缶が山積みになっており、引火して爆発したとみられるという。炎上して黒煙が上がり、消防隊員38人は消火活動を一時中断。敷地外に避難した。
県消防防災課によると、これまでに鉄骨3階建て倉庫約7万平方メートルのうち約4万5千平方メートルが焼けた。倉庫に窓や出入り口が少ないため、火に直接注水できず、消火活動は難航。鎮火の見通しは立っていないという。
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