皇太子さまの「素顔」とは 我慢強く前向き、だじゃれも

写真・図版皇太子さまの「素顔」

 皇太子さまは19日、天皇陛下の名代として、札幌市であった冬季アジア大会の開会式に出席した。宮内庁は「寒い時期で陛下の年齢を考慮した」と説明するが、健康面に問題がない状況で名代をたてるのは異例だ。陛下の退位に向けた検討が山場を迎えるなか、今回のお務めは皇位継承の「序章」とも受け取れる。23日に57歳の誕生日を迎える皇太子さまはどんな人なのか。どんな天皇になろうとしているのか。長年交流のある2人に「素顔」を語ってもらった。

■まじめでユーモラス

「ご性格からして、(皇位継承を)ご自分の運命だと受け止め、ベストを尽くそうと覚悟されていると思う」と、学習院OBオーケストラ元副団長の鎌田勇さん(88)は話す。

皇太子さまはビオラ奏者でもある。鎌田さんによると「とにかくまじめで研究熱心。指遣いなどについて研究を重ね、色々な人に相談していた」。

親交は30年超。昔から変わらないのが「我慢強く、逃げない姿勢」と感じている。長期療養中の雅子さまやご一家への批判記事が続いた際も色々な話をする中で、「あまり心を動かされることはなく、いつも前向きに捉えておられたようだ」と話す。
ASAHI.COM

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