細川茂樹さんの契約解除は無効 東京地裁、仮処分決定
俳優の細川茂樹さんが所属事務所から不当に契約を解除されたとして、契約解除の無効などを求めた仮処分の申し立てで、東京地裁(関述之裁判長)が所属タレントとしての地位にあることを認める仮処分決定を出した。決定は21日付。細川さんの代理人弁護士が22日、明らかにした。
代理人弁護士によると、細川さんは都内の芸能事務所と1年ごとに自動的に更新する専属契約を結んでいたが、昨年12月に事務所が突然、契約解除の協議を通告。同月末には、細川さんが合意しないまま事務所が契約解除を通知した。
仮処分の申し立てに対し、事務所側は「マネジャーへの暴言や暴力があった」ことを解雇の理由に挙げ、細川さん側は「事実ではない」と主張していたという。
決定について細川さんの代理人弁護士は「所属事務所の一方的な措置にタレント側がストップをかけた。事務所はタレントを大切にしてほしい」と話した。
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