「暴力団に追われる」思い込み実行か 相模原殺傷容疑者

写真・図版植松容疑者の動きと死傷した入所者数

発生から約7カ月。相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件で、元職員の植松聖(さとし)容疑者(27)が起訴された。逮捕後の神奈川県警の調べに、「暴力団から狙われている。殺される前に事件を決行しなければ」と供述。妄想ともとれる言動があり、裁判員裁判でも刑事責任能力の有無が最大の争点になりそうだ。

捜査関係者などによると、植松容疑者は昨年2月、「障害者は不幸をつくることしかできない」「障害者を殺すことは不幸を最大まで抑えること」などとする手紙を衆院議長公邸に持参。その後、事件を起こす日をいったん10月1日に決めていた。しかし、「自分は大麻の合法化を訴えているので、大麻を資金源にしている暴力団から狙われている。殺される前になるべく早く事件を決行しなければ」と思い込み、実行を前倒ししていたという。

昨年9月から5カ月にわたった精神鑑定の結果、植松容疑者はパーソナリティー障害で、完全な刑事責任能力を問える内容の診断内容だったという。

ASAHI.COM

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