岸田外相「プレミアムフライデー、3時めどに退庁」
岸田文雄外相
プレミアムフライデーだが、官民あげて全国規模で行われる取り組みなので、外務省もぜひ積極的に協力していきたいと思う。そして、すでに外務省の省員の皆さんには業務に支障がない限り、できるだけ早く退庁するよう促している。私自身も(午後)3時をめどにできるだけ早く退庁し、英気を養いたいと思っている。(閣議後の記者会見で)
今日はプレミアムフライデー。月末の金曜日に、日常よりも少し豊かな時間を過ごす取り組みが官民連携で全国的に実施される。働き方改革。消費の活性化のきっかけになるだろうと考えている。
産業界では経団連から会員企業に対して、社員が有給休暇の取得、フレックスタイム制の活用などを通じて定時より早めに、できれば、遅くとも3時までに仕事を終えられるよう協力依頼がなされている。政府としても職員の皆さんが、年次休暇の取得などによって早期退庁ができるよう、内閣人事局より府省庁に協力依頼を出している。
私も、きょうの午後、新宿高島屋と伊勢丹を訪問して、プレミアムフライデーにちなんで企画された、男性向けの身だしなみを整えるサービスや女性活躍の観点から美容関係の売り場などにうかがい、実態を視察をさせて頂くとともに、私自身も、少しいつもと違う時間をエンジョイしたいと考えている。(閣議後会見で)
■鶴保庸介・沖縄北方相
(プレミアムフライデーの過ごし方について)私は明日から新潟へ出張するので、本日は午後から早めに移動する予定。(職員には)「働くな」というのもかえって命令的なものにもなるし、もちろん「働いてよ」と言うわけにはいかないし。皆さん、各自各所でどういう休み方が一番いいのか判断してもらうのが、一番適当なのではと思っている。
今回は「衆院予算委員会などの国会の事情が許せばプレミアムフライデーを履行します」というくらいの、条件付きのプレミアムフライデーだった。この第1回のプレミアムフライデーの成功をしっかり履行すべく、ある意味、努力せねばならないとの認識でいる。(閣議後の会見で)
プレミアムフライデーには大きなポイントが二つあると思っています。
一つは働き方改革とセットになっているということであります。(午後)3時までに仕事を終えて帰るということであります。効率的で時間を切った働き方ということをみんなで頑張ってやっていくということが1点目であります。2点目は、安売り合戦のデフレ経済型ではなく、少しでも豊かなこととか普段やらないことをやってみようと絞っているということであります。
賃上げが3年続いている状況で消費が動いていないということがアベノミクスを完成していくうえでのミッシングリンクになっているわけであります。プレミアムフライデーにどれぐらいの経済的インパクトがあるのかいろんな推定値が出ていますけれども、ともかく消費の促進につなげていきたいと思います。
7月に入ると(国家公務員の退庁時間を早める)「ゆう活」になりますが、相乗効果を生んでくれればという風に思います。(閣議後の記者会見で)
■松野博一・文部科学相
(プレミアムフライデーについて)いま、特に予定はない。家族と過ごせればと思っているが、家族が私と一緒に過ごすかは、わかりません。(閣議後会見で)
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