高齢者万引き、総菜など食料品が被害最多 大阪
大阪府で、65歳以上の高齢者の万引きが増えている。昨年は、逮捕や書類送検などに至ったうちの3人に1人が高齢者だった。府警や自治体、業界団体は28日、情報共有のため「府万引き総合対策協議会」(事務局・府警)を設立する。
府警によると、府内の昨年の万引き被害は8262件、被害総額は2億7724万円で、共に東京都に次いで多かった。逮捕、書類送検に、被害が少額などの理由から口頭注意で済ませる微罪処分も含めると延べ3966人で、うち高齢者は約35%の延べ1406人だった。2012年には高齢者の割合は26%だった。
府警幹部は「『生活苦だった』と話す高齢者が多い」と話す。総菜など食料品が最も盗まれ、衣料品が続く。被害店の多くはスーパーやコンビニという。
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