京都府医大学長が会見、「辞任するつもりない」
京都府立医科大での虚偽診断書作成容疑事件をめぐり、吉川敏一学長(69)は28日、京都市内で記者会見を開いた。暴力団組長と飲食店で会ったと指摘されていることについて、特別な関係はないと否定。「何ら過ったことをしたとは考えておらず、自ら辞任するつもりはない」と述べ、大学幹部らによる教育研究評議会の辞任勧告を拒否する意向を示した。
吉川学長は午後1時半から、中京区の京都弁護士会館で、代理人の弁護士と会見に臨んだ。京都市内の飲食店で2度にわたり組長と会ったことについては「偶然」とし、組長と不正な関係はないと、これまでの主張を繰り返した。
また、大学付属病院の吉村了勇(のりお)院長らが虚偽の診断書や意見書を作った疑いが持たれていることについても、「一切、指示や関与をしていない」と述べた。
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