米副大統領、知事時代の公務に私用メール 漏洩の可能性

ペンス米副大統領がインディアナ州知事時代に私用メールアドレスを使い、公務で情報を送受信していたことが2日、わかった。昨夏にハッキングもされていたという。昨年の大統領選ではヒラリー・クリントン元国務長官が公務で私用アドレスを使っていたことが問題となり、国家機密が漏洩(ろうえい)した可能性があるとして、現大統領のトランプ氏やペンス氏が批判してきた。

ペンス氏は2013年から副大統領になる前まで州知事だった。米紙USAトゥデーや地元紙などによると、ペンス氏は公務で州の公式アドレスのほか、ネット大手AOLの個人メールアカウントを使っていた。側近とやりとりしたメールでは、シリア難民受け入れ拒否やカナダでの銃撃事件に関する対応なども含まれていたが、機密情報が含まれているとして公開していないメールも多いという。

また、ペンス氏の私用アドレスは昨夏にサイバー攻撃でハッキングされていた。機密情報が外部に漏洩した可能性があるほか、知事らに業務の記録保存を義務づけた州の規則に違反する可能性がある。

ASAHI.COM

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