任天堂「スイッチ」発売、店頭に行列 業績反転なるか
任天堂の新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」を購入した人たち=3日午前、東京都豊島区のビックカメラ池袋本店
任天堂の新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が3日発売され、各地の量販店などには買い求める客の行列ができた。
2012年発売の「Wii U(ウィーユー)」の後継で、テレビなどにつないで遊ぶ従来のスタイルに加え、本体を持ち運んで外出先で楽しめるのが特徴だ。本体価格は2万9980円(税別)。手のひら大のコントローラーにつくカメラで遊ぶ人の動きや距離などを認識でき、画面ではなく、遊ぶ相手をみながらゲームを進めることもできる。任天堂は3月末までに200万台出荷する計画で、Wii Uの不振で低迷した業績を反転させるねらいだ。
大阪市中央区のビックカメラなんば店には約150人が並び、当日販売分は開店前に売り切れた。前日午後11時から待ったという大阪市生野区のパン店店長の青木雅紀さん(34)は「10歳と5歳の息子のために並んだ。テレビにつながなくてもどこでもできるのがいい。家族4人で遊びたい」と話した。(新田哲史)
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