性的少数者、生きづらさ鮮明 72%「差別発言聞いた」

若い世代ほど差別的な発言にさらされていて、親へのカミングアウト率には地域差がある――。日高庸晴・宝塚大教授(社会疫学)の調査で、性的少数者の生きづらさの実態が浮かんだ。回答者は約1万5千人。日高氏によると、性的少数者全般を対象にした調査としては国内最大規模だという。

調査は昨年7~10月、ライフネット生命保険の委託で実施された。性的少数者向けのインターネットサイトにバナー広告を掲載するなどして、47都道府県の10~94歳から回答を得た。

「職場や学校で性的少数者について差別的発言を聞いたことがある」という人は72%に達した。10代が77%▽20代が75%▽30代が70%▽40代が69%▽50代以上が64%で、若い世代ほど差別的発言にさらされていた。

ASAHI.COM

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