真凜「やるしかない」 世界ジュニア会場で初練習
フィギュアスケートの世界ジュニア選手権は15日に台北アリーナで開幕する。日本選手初の2連覇を狙う本田真凜(まりん、大阪・関大中)ら日本女子3選手は14日、会場となるリンクで練習し、氷の状態などを確かめた。
大会前に米国で練習する機会があったという本田は、スケーティング技術が高いパトリック・チャン(カナダ)の滑りを間近で見た。「一蹴りで進む距離が大きくて、靴に何かついていると思っていた」という憧れの選手と接し、「勉強になった」。この日の練習では、流れの中でスムーズに跳ぶ連続ジャンプなどを決め、「好きな氷。やるしかないという感じ」と意気込んだ。
今季の全日本ジュニア選手権を制した坂本花織(神戸ク)は、2月に札幌であった冬季アジア大会をインフルエンザのため欠場。「ボロボロと涙が出た。悔しい思いを爆発させたい」。白岩優奈(関大ク)は練習で3回転の連続ジャンプを着氷。「3回転―3回転では失敗できないと思って力が入ってしまう。跳び急がないようにしたい。自分ができる全てを出し切りたい」
女子のショートプログラムは17日に行われる。(後藤太輔)
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