サウジ国王、羽田発ち中国へ 日本滞在4日間終え
中国に向け出発するサウジアラビアのサルマン国王(中央)=15日午後0時46分、羽田空港、西畑志朗撮影
日本を訪問しているサウジアラビアのサルマン国王が15日午後、日本での日程を終え、羽田空港から次の訪問先の中国へ向かった。
同国の国王訪日は46年ぶり。12日からの滞在中、安倍晋三首相との会談では、日本企業のサウジ進出を促す経済特区新設や、エネルギーやインフラなど幅広い分野での協力を定めた「日・サウジ・ビジョン2030」に合意。ソフトバンクグループの孫正義社長と面会するなど、サウジが進める脱石油依存の改革実現に向け、日本の官民の協力を重視する姿勢が示された。
15日、羽田空港で皇太子さまの見送りを受けたサルマン国王は、エスカレーター式の特製タラップを上がり、手を振って特別機に乗り込んだ。
訪日では、国王が羽田空港に到着した特別機からサウジ側が事前に持ち込んだエスカレーター式のタラップで降り立ったことや、同行した王族や企業幹部らが1千人以上に及んだことなどが話題になった。(下司佳代子)
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