工場で火災、身元不明の遺体見つかる 茨城・稲敷
黒煙の上がる火災現場で放水する消防隊員ら=17日午後1時31分、茨城県稲敷市、朝日新聞社ヘリから、越田省吾撮影
17日正午ごろ、茨城県稲敷市釜井の「三和油化工業」の工場の従業員から「液体が燃えていて手がつけられない」と119番通報があった。
稲敷広域消防本部などによると、工場は廃棄物の油から燃料を作っており、何らかの原因で引火したとみられる。茨城県警によると、現場から身元不明の遺体が見つかった。工場内に取り残されて連絡が取れなかった男性従業員の可能性があるとみて、身元を調べている。消防本部によると、ほかに、30代の男性従業員1人が軽いやけどを負った。
また、稲敷市は同日午後1時45分、被害が拡大するおそれがあるとして、工場が立地する釜井とその周辺の計4地区約750世帯に避難指示を出した。
現場は工業団地の一角にあり、JR成田線の千葉県神崎町の下総神崎駅から約6キロ。
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